スマートワーク
従来の仕事のやり方では実現できていなかった、働く人をより幸福にするワークスタイルのこと。例として、ICTの利用により時間や場所を選ばない働き方を可能にしたり、人間の感覚に頼っていた部分をIoTで得られるデータで置き換えて生産性を高めるなどが挙げられる。スマートフォンのスマートと同じく「賢い仕事」への取組みを意味する。
スマートワークを推進していけば、これまで育児・介護などの制限により、働きたくてもフルタイムで勤務ができなかった優秀な人材や、多様な働き方を選択したい人材の確保が可能になる。将来的には少子高齢化にともなう労働力不足などを補う手段としても期待されている。また、働く時間と場所が自由になることで、個人がワークライフバランスを追求することができるようになると同時に、個人が持つ能力を最大化することも可能で、企業、ひいては社会全体の生産性向上が期待できる。
スマートワーク実現には、テレワークなどで労働する従業員の業務管理やオフィススペースを節約するフリーアドレス導入など、企業サイドに求められる対策も多くなる。そして、これらを安全に運用するためのセキュリティへの注力が必須だ。