ワークライフバランス
ワークライフバランスとは、人生のあるタイミングでの仕事と生活の比率を指すのではなく、さまざまなライフステージにある老若男女の誰もが自ら希望するバランスで仕事と生活の調和を実現できる状態のこと。家庭、地域、自己啓発といった生活の充実により仕事がはかどり、それによってさらに生活が充実していく仕事と生活の相乗効果を指す。
日本では固有の長時間労働がワークライフバランス実現の妨げになると考えられ、平成19年12月に「仕事と生活の調和（ワークライフバランス）憲章」が政府と地方公共団体、労使の合意により策定され、「カエル！ジャパン キャンペーン」など、さまざまな取り組みが行われてきた。
現在ワークライフバランスの実現は、働き方改革の目指すべきものの一つとして、注目されている。働き方改革によって長時間労働などが是正されれば、結婚、育児、介護、キャリア形成、地域活動への参加など多様なライフスタイルに合わせた働き方の選択が可能なるため、ワークライフバランスの改善に貢献できる。