1分でわかるIT用語集

デジタルワークプレイス

デジタルツールなどを用いて社員が働く環境をデジタル化し、いつどこからでも同じ環境で作業や情報共有などが行えるようにすることで、生産性の向上や作業の効率化を高める総合的なプラットフォームを構築するという考え方。

働き方改革が進み、ビジネスチャットやWeb会議、テレワークなどによって時間や場所に縛られない働き方が普及しているが、そのぶん、他者の仕事内容がわかりづらくなったり、進捗状況を共有するための時間が必要になるなどの影響が出ている。デジタルワークプレイスでは単にツールを集約するだけでなく、「業務の見える化」を図ることで、社員の仕事への満足度や目的といった意欲を共有するという、社員同士の繋がりを強くする側面も含まれる。

このデジタルワークプレイスにより、クラウドやモバイルを用いて場所や時間に縛られない働き方の実現に加え、従業員満足度や企業への貢献意欲の向上、役職などに制限されないコミュニケーションの実現とその企業文化の育成、社内情報の共有と一括管理ができることで、社員も企業も成長していく環境が整えられる。
(陣武雅文)