GIGAスクール
文部科学省が提言している、義務教育を受ける児童や生徒のためのICTを活用した教育指針のこと。日本全国の学校に高速ネットワークと校内LANを整備し、1人に1台ずつ学習用PCを用意する。さらに学習や校務の際にはクラウドの利用が推奨される。GIGAスクールによって、子どもたち1人1人の個性に寄り添った教育の実現が期待されるほか、「統合系校務支援システム」の導入によって教職員の働き方改革を実現する目的もある。
なお「GIGA」は「Global and Innovation Gateway for All」の略語とされている。計画では2023年までに学習用PCを児童や生徒に1人1台ずつ導入した後、ネットワーク整備が進む予定だ。すでに2020年度から学習指導要綱には「情報活用能力の育成」「ICTを活用した学習活動の充実」が盛り込まれており、小学校でのプログラミング教育も必修化されていることからも、ほどなく教育ICTに大きな変革がもたらされることだろう。
(二瓶朗)